3Dプリントで何かを作るには、まずはデジタルモデリングのソフトを選ぶ必要があります。
詳しくは検索すればいくつかの候補が出てくると思いますがここでは省略、
今回はお手軽にデジタルモデリングを始められるソフトとして「Tinkercad」を紹介します。

tinkercadはブラウザで使えるフリーの3Dソフトです。
CAD系なので実際の寸法を測りながらモデリングすることが可能で、
そのまま3Dプリンタ用のデータを出力できる優れものです。
【基本操作】

画面右「基本シェイプ」から立体を選び、「作業平面」に置きます。
基本は立体を組み合わせて形を作ってゆきます。レゴみたいなものです。

「作業平面」に置いた立体は「矢印キー」で前後左右に動かす事が出来ます。
高さ移動は、立体を選択した時に上(もしくは下)に出る矢印を動かします。
立体を選択すると、各辺に黒い四角が表示されます。
これを引っぱる事で辺の長さを調整出来ます。数値入力での変更も可能。
角度を変える事も出来ます。
【応用編】

二つ以上の立体を選択し、画面右上の「グループ化」アイコンを押すと立体を結合する事が出来ます。
これでより複雑な立体を作れます。

「基本シェイプ」の一番上にグレーの立体があります。
「作業平面」に置くと透明の立体として表示されます。
この「透明立体」と別の立体を「グループ化」すると、えぐれます!
これで更に色々な形に加工出来ます。

加えて、
どんな立体でも選択して右上の項目の「穴」を選ぶと、透明立体になるので
複雑な形にえぐる事が可能です。
以上、tinkercadの基本操作です。
「いや、もっとあるだろ!?」と思うかもしれません。
他にも細かい操作はありますが、基本的にはモデリングの操作はこれだけです。
クワッガも「グループ化&えぐり」の繰り返しで作成しました。

先ほども書きましたが、作る感覚はレゴとか積み木に近いです。
既存の3Dソフトと比較して圧倒的に短時間で習得出来るので、「3Dソフトは未経験だけど、3Dプリントに興味がある」という方にはオススメです。
何より無料で、ブラウザで使えるというのもハードルが低くて良いと思います。
本当に手軽なので、興味のある方は是非一度お試し下さい〜。
次回は3Dプリントについて軽く書きます。
posted by シンのすけ at 01:23|
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